旧土地台帳あれこれ、地租改正

こんにちは。
このところ私は、自由民権運動や明治時代初期の学校について掘り進めています。

このような記述を発見!(山形百年:昭和43年 毎日新聞社)

そういえば、旧土地台帳を取ったところ、何件かありました、官有地。

地券発行の際、税金逃れのため土地を届けなかったばかりに、官地に没収

おおお、これは大変!!
でも、そうしたら、地租は関係ないので、旧土地台帳なくてよいのでは?!と思ったりして。

一方、
郡山安積の士族授産にあたっての開墾地の旧土地台帳はありませんでした。
これは、税金と関係ない世界だからだろうと思いました。

どの本に載っていたのか、探せませんでしたが、士族は、明治維新後職を失い、教員、警察、県の職員などになれたのは少数! あとは商売して失敗とか、帰農というパターン! 開墾地というのは、なるほど~です。

そうそう、ファミリーヒストリーで、
①TRFサムさんのご先祖は、御徒目付で、明治時代は狭き門の県職員に採用され、地租改正に当たっての土地の測量をやっていたのでした!
②財津和夫さんのおじい様は、熊本藩士→警察→県の職員→朝鮮 でした。
 財津さんのおじい様が世話になった小学校の先生も、武士。

地租改正に話は戻りますが、
明治17(1884)年に、秩父事件というのがありましたが、それは江戸時代は年貢は米で納めていたところ、明治の地租改正により、現金で納めるようになり米が不作にも拘わらず一定額納めなくてはならない! 高利貸しからお金を借りなければならなくなったのが原因で、金貸し襲撃というふうになったそうです!

以上、明治初期の地租改正と旧土地台帳、士族の職業にまつわる話でした。