近世東北農村の人びと(成松佐恵子):歴史人口学との絡み!

守山藩(現在の福島県郡山市)では、記録がたくさん残っているということでか、多くの著作物があります。私が調べている三春町に隣接する地域ということで、何冊か読んでいます。

近世東北農村の人びと(成松佐恵子)では、宗門人別改め帳から、人の流出入を読み解いた章が印象深かったです。

そうした中、昨日、北海道の先祖調べの岸本良信先生がツイッターで発信されていて合致しました。

ほう、歴史人口学なるものがあるのですね!!

それで、成松さんの著作物の参考文献を見たところ、

速水融さん、ありました!!

読んでみたいと思います!!

ところで、江戸時代末の宗門院別改め帳が、郷土誌にあったので、眺めていたことがあるのですが、どこの家も子供が2~3人と少ないな~!(江戸時代末の生まれの高祖父も妹と二人だけ!)明治になると、軒並み兄弟数が増えるのに!と不思議に思っていました。

この成松さんの著書に、衝撃の事実が書いてありました。山形県の農村の間引きは有名ですが、福島県でも間引きが。そういえば、柳田国男のお兄さんがいた茨城県に身を寄せていた時、間引き絵馬を見て衝撃を受けた!ということでしたから、全国的に間引きが行われていたということでしょうね!!