戒名の本のオススメは?!

戒名については、まるきり何も知りませんでした。

大成建設はもともと「大倉土木」でしたが大倉喜八郎の戒名「大成院殿礼本超邁鶴翁大居士」から社名を変更しています。大倉財閥とホテルオークラの誕生

というのを以前聞きましたが、へえ戒名なんだ!ぐらいの認識で、それがいかにスゴイ最上級の戒名かを知ったのは最近です。 

先祖調べをして江戸時代の先祖の戒名が分かってくると調べてみますが、どうもこれも個人情報の域なのか語るのはタブーのようであります。お寺にいかに貢献したか(ストレートにいえば、現代では、おいくら百万円出したか!)、故人の経済状態を表しているわけですから。

先日、祖父の実家菩提寺探しで、お坊さんと電話で話させていただきましたが、戒名の件はあまり語りたがらない風でした。

戒名の入門編として、戒名探偵卒塔婆くん(高殿円)が面白かったです。戒名の基本を教えてくれます。ラノベの分野なのでしょうが、高殿さんの本は、歴史的、上流階級を扱っていて、ネタがいいです。政略結婚という本も以前読みましたが、これも面白かったです!!
参考文献がたくさんありましたが、その中から、戒名よもやま話 と 戒名のはなし を選んでみました。

戒名よもやま話(原勝文)は、多くの寺院にインタビューを試みているのですが、やはり答えてはくれない!というところもあり、戒名のことを聞くのはタブーなのだろうな!と思いました。

戒名のはなし(藤井正雄)は、戒名の基本が書いてあるのが、最後の方です。イントロダクションが長いです(爆)。
究極の話、〇〇院(殿)△△(道号)◇◇(法号・戒名)□□(位号)の基本が分かっていればいい話ではないですか!!(爆)

戒名で読む歴史(三谷茉沙夫)は歴史上の人物の戒名と、人物説明をしています。
これ読むと、階級制度で戒名が決まるのがよく分かります。今はお寺にいくら出せるか!、それは結局、経済的に成功したという階級ともいえるとは思いますが!!

(2020年3月18日)